禍福はあざなえる縄の如し。本年小生数え73となった。バラ色の日々の青春の旅立ちから半世紀。よく生きてきたものだ。カイバール峠の雪の絶壁では車輪ひとつの差で死を免れた。そのまま滑落していても発見されることもなく行方不明とされただけだった筈だ。今の私はなく周囲も存在せずこのブログもない。ユーラシアを一緒に放浪した友もすでに亡くなった。同じ景色を話すべくもない。このブログと写真だけがその痕跡を立証している。枕草子だ、徒然草は同じで平安時代の日記ブログに過ぎず大袈裟だが小生の50年前の地球散歩ーバラ色の日々ーの方が後世貴重になるかもしれない。そう思いたい。もう10年も経たぬうちに小生もきえてゆく。人間万事塞翁が馬。禍福はあざなえる縄如しとは正しく至言である。