73.5ヶ月を生きてきた。同年齢の周りを見渡すと街には老人が目立つ。必死に散歩する老人達、ゆっくり休みやすみ歩く高齢者達。2030年には日本人人口の1/4が65歳以上となるという。最近では夫65歳、妻60歳が30年余生いきると仮定して2000万円の預金が必要と発表されて野党が100年安心年金制度はどうなったと自民党にせまっている。ところで私達周りの高齢者家族達はどうしているのだろうか?不安に苛まされているようには見えない。本当だろうか?どうもそうではないのだろうと思うのだ。実態は皆、心身の不安、経済的不安、孤独や生活費に困った高齢者が大多数なのが真実に近いだろう。

その他高齢者を巡る問題が世間を騒がす。高齢者運転事故、80-50問題(80代の親に依存する50代),孤独死、精神的疾患、老人性躁鬱症、これから益々高齢化に伴い生じてくる様々な問題が日本を覆うことになる。
充分だと推定した経済的な背景でさえ思わぬ病気や、家族の不測の事態で大きく変わってくる。老後の人生は計画したものにならない。終の住処と別荘も行けなくなったり病院が無ければ住めない。伊豆や軽井沢の別荘も売りものが目立つ。一方東京23区内の中古マンションの需要が目立つ。

かくいう私も吸いすぎたタバコの影響か近頃どうも体調が良くない。COPDの余生は60ヶ月程度とネットで調べるとあった。あと5年ということか?95まで生きると仮定した2000万円には何の意味もない。老後の生活になにが計画できるというのだろう。

老後の余生は何色としたらいいのだろうか?