あくまでも人類もまた自然の一部であることを忘れている。人間も死んで地球の土に帰る生き物である。しかし人類はむざむざと死ぬことを拒否してウイルス、細菌、遺伝性病原体、に抗して生命維持に努めてきた。病原体を発見し分析し治療薬を作り、患部を切り取り生命を維持する医療技術を開発してきた。こうして細菌とウイルスに関する麻疹、ペスト、結核、梅毒、HIV, インフルエンザ、そして現在人間を襲っている新型ウイルスに至っている。しかし忘れてはいけない。ペスト治療薬の開発には200年,結核にも数十年の時間を要した。インフルエンザだけは治療薬やワクチンは開発されたが鳥を経由するウイルスを絶滅するには地球上から鳥類を絶滅させなくてはならない。人類もまた地球上の一介の
生き物にすぎないのだ。さて新型コロナだが既に何百万人が感染し20万人以上の人達が死亡しその収束が見えない。治療薬やワクチンの開発も期間も見えない。人類の不安と恐れが増している。人類の七割が罹患すれば人類抗体が出来て収束するという説でスウェーデンでは自然に任せている国もある。しかし罹患者の20%が重症になりそのうち10%が死亡する。600万人の人口で五割としても300万人重症60万人死者6万人。この犠牲者に耐えられる国民なのだろうか。人間は必ず死ぬ。いつどのような形で死亡するが良いのか。人類の歴史をみると、武力による戦死、名誉のための決闘、銃殺されたもの、病に倒れたもの、事故によるもの、山岳にて死亡したもの、自殺したもの、と死に方は複雑である。しかし死はさけられないが殆どの遺されたものに悲しみを残す。人類は自然界の一部にすぎない。どんなに慎重に暮らしても100%大丈夫とはいえない。こうなると宇宙を創造し万物の創造を成したものに任せるしかない。