2021年11月5日金曜日運転免許証更新に伴い高齢者講習と認知症検査を受けなければならない。府中免許試験場の駐車場には限度があり朝8:30には満車になるとかで検査は13:00からだが已む無く早朝に家を出た。着いたのは8:00まだまだ空きがある。しかしやはり8:30には満車となった。そこから四時間半コロナ禍なので車で待った。ついでに検査のイラストを覚えた。何故なら検査イラスト64枚は既に発表されている。そこから16枚の絵が4分写されて後覚えていてシートに書くのである。この検査ができれば合格。点数が76点以上だと更新手数料が3000円近く安くなり講習時間が一時間短くなる。
検査室に75歳以上の人で満杯。換気もなく隣席も近い。受験者もあまり老人という感じはない。試験が始まる前に天下りの役人が色々注意する。それも偉そうにだ。検査料750円だがこれが彼らの報酬になるのだろうが、こっば役人の成れの果てにこれだけ偉そうにされる事にとても腹が立つ。全く日本という国には呆れる。後進国とはこういうものか。おいコラ精神未だに滅びてない。
 まあしかし3000円とはいえ安い方がいい。駐車場の五時間の予習で結果は100点。これで高齢者講習を受ければ更新されるというわけだ。そこで予約をするとどこも一杯。プラチナチケット並みだという。団塊世代からはこれに実車試験が加わるという。どれだけ混乱するか不安しかない。要するに高齢者に車免許を返還しなさいという国策愚策である。大体交通不便の地方では車がなければ生活できない老人が目立つし障害者には免許は不可欠である。現代姥捨政策に野党は食いつくべきだ。野党に生活実感がないからこういう事になる。この点を国会で糺した議員はいない。確かに高齢者の交通事故は目立つが若者の交通事故も目立つ。地域差もある。大都市の交通環境は複雑でとても危険にできているし交通標識は出鱈目に近い。小生フランスに長く生活したが高齢者に事故が多いとかいうことはない。右優先で凱旋門広場はなんの標識もないが交通事故を10年間毎朝通行したが事故を目撃したことはない。
 日本はルールだらけだが信号が青だと右も左も見ずに渡る。しっかり周りを注意しない。携帯を見ながら歩く。歩道を自転車がスピードを出して歩行者の横を掠める。これは交通道徳の問題ではない。社会に対する人間の意識の問題である。山に登ろうとするには危険回避対策し、海には波や思わぬ深みに気をつける。人間同士の挨拶は私は敵ではないとの意思表示である。基本的認識を改めることだ。